growiのバージョンアップ/ダウングレード手順。
概要
Wikiツールとして有効に利用しているgrowi。そのバージョンアップ及びダウングレード方法のメモです。
※これは、単にgitのみの手順です。他にシステム要件(他のミドルウェアのバージョンアップや切り戻しなど)がある場合は、それも合わせて実施することを注記いたします。
前提
- 既にgrowiをインストールしていること。
- systemdによってサービス化されていること。
- 最新版や安定版がリリースされていることを以下のサイトで確認していること。
手順
さっくりとした手順
- growiのサービスを停止します。
- gitコマンドで最新版を引っ張ります。
- アップグレードを行います。
- growiのサービスを再開します。
- アップグレードされたことを確認します。
growiサービスを停止します
- growiのステータス確認(停止前)
systemctl status growi.service
※ サービススクリプト名は自分の環境に合わせます。
※ active(running)を確認します
- growiのサービス停止
sudo systemctl stop growi.service
- growiのステータス確認(停止後)
systemctl status growi.service
inactive (dead)を確認します
growiディレクトリに移動します
cd /opt/growi
自分の環境に合わせます。
リリースタグを確認します。
- リリースタグ取得
sudo git fetch --tags
- リリースタグ確認
sudo git tag -l
スペースで確認していき、上記リリースサイトと同じバージョンがあることを確認します。
チェックアウトとインストールを行います。
- 変更を一時的に退避
sudo git stash
- チェックアウト
sudo git checkout 【バージョン】
- yarn
sudo yarn
※ マシンスペックによっては相当時間がかかります
※ Done in 【時間】と書かれていたらアップグレード完了です
growiサービスを起動します。
- 再開前のステータス確認
systemctl status growi.service
inactive (dead)を確認します
- サービス再起動
sudo systemctl start growi.service
※ 完全に起動していないと、アクセスしても503エラーが発生します。
- 再開後のステータス確認
systemctl status growi.service
サービススクリプトを[growi]にしている場合
active (running)を確認します
バージョンアップを確認します。
- ブラウザから設定したgrowiのドメイン/IPにアクセスします。
- 画面下部にあるバージョンがチェックアウトしたバージョンであることを確認します。