Growi v7.1.x→v7.2.xへのアップグレード

概要

Growi v7.1.xをインストールしているのであれば、v7.2.0へのアップグレードはv7.1.xと同じ手順でアップグレードできました。

前提

手順

さっくりとした手順

  1. Growiをメンテナンスモードにします。
  2. Growiのサービスを停止します。
  3. バックアップを取ります。
  4. gitコマンドで最新版をcheckoutします。
  5. アップグレードを行います。
  6. Growiのサービスを再開します。
  7. Growiのメンテナンスモードを解除します。
  8. アップグレードされたことを確認します。

メンテナンスモード有効化

  1. Growiに管理者権限でログインします。
  2. 管理トップ>アプリ設定に進み、「メンテナンスモードを開始する」をクリックします。
  3. トップページに戻り「メンテナンスモード」が表示されていることを確認します。

バックアップ

以下をバックアップします。

cat /etc/mongod.conf |grep dbPath

として、ここのディレクトリ一式を控えます。(筆者環境 /home/mongodb)

このディレクトリを任意の方法でバックアップします。

/growi/root/directory/apps/app/public

(筆者環境 /home/www-data/growi/apps/app/public)ここも念のためバックアップします。

※ 添付ファイルのアップロード先をAWSやAzureなどにしている場合は不要です

スナップショット機能などでシステム全体をバックアップした方が確実で安心です。

growiサービスを停止します

systemctl status growi.service

※ サービススクリプト名は自分の環境に合わせます。
※ active(running)を確認します

sudo systemctl stop growi.service
systemctl status growi.service

inactive (dead)を確認します

growiディレクトリに移動します

cd /opt/growi

自分の環境に合わせます。(筆者環境/home/www-data/growi)

リリースタグを確認します。

sudo git fetch --tags
sudo git tag -l

スペースで確認していき、上記リリースサイトと同じバージョンがあることを確認します。

チェックアウトとインストールを行います。

sudo git stash
sudo git checkout 【バージョン】
sudo pnpm i
sudo npm run app:build

growiサービスを起動します。

systemctl status growi.service

inactive (dead)を確認します

sudo systemctl start growi.service

※ 完全に起動していないと、アクセスしても503エラーが発生します。

systemctl status growi.service

→ サービススクリプトを[growi]にしている場合

active (running)を確認します

メンテナンスモード無効化

  1. Growiに管理者権限でログインします。
  2. 管理トップ>アプリ設定に進み、「メンテナンスモードを終了する」をクリックします。
  3. トップページに戻り「メンテナンスモード」が表示されていないことを確認します。

バージョンアップを確認します。

  1. 画面下部にあるバージョンがチェックアウトしたバージョン(v7.2.x)であることを確認します。
  2. 各種機能(ページ閲覧や編集)などが正常に行えるかを確認します。

バージョンアップ後の作業

必要に応じてバックアップしたファイル一式やスナップショットを削除します。


Revision #1
Created 13 March 2025 01:55:11 by manualmaton
Updated 13 March 2025 03:39:18 by manualmaton